【SRY】2022年にSUSURU TV.で紹介した中でおすすめのラーメン屋10店を発表します！

幻の地鶏と呼ばれる天草大王（あまくさだいおう）という九州の地鶏なんですけど、こちらを中心に様々な贅沢な具材をベースにしてて。店主さんは元々ラーメン職人をしていたわけではなくて、海外のホテルで料理人として活動された方らしいんですが、2020年はコロナの影響で街がロックダウンしてしまって料理人として活動できない中、Instagramで毎日自作のラーメンをアップしていた方らしく、そして日本に帰ってきてRamen Break Beatsを出店したという、なかなか異色の経歴を持つ方です。

醤油ラーメンではあるんですけど、どこかこう洋風なエッセンスを感じる一杯で。スープのベースとなる天草大王はダシだけではなく表面に浮かべる鶏の油「鶏油（チーユ）」にも使っているとのことで。もちろん食べたらおいしいですけど味覚だけでなくその香りの良さ嗅覚も刺激されラーメンのビジュアル自体も非常に美しく目でもおいしさを感じられ、何ならもう旨味が聞こえてくるくらい本当に五感を刺激されるような、とにかく旨味が押し寄せてくるめちゃくちゃおいしい一杯でしたね本当に。

濃厚ミルキーな豚、そして鶏をベースとしたスープは本当に丼ぶりから溢れるぐらいたっぷり入っていて。注文を受けてからそのスープと野菜を一緒に炒めるんですが、そのスープの香ばしさと非常に中毒性のある塩味がビシッと効いていて。一応塩がベースになってると思うんですが、未だになんか何味なのかが本当にわかんないんですけど、とにかく押し寄せる旨味がすごかったですね。

タンメンということで野菜の盛りもしっかりとしていて、野菜も専用のタレと一緒に炒めて作るんで味付けがしっかりしてて、野菜で米イケちゃうくらいめちゃくちゃ美味しかったですね。

群馬県内を中心に幅広く展開されてるお店ではあるんですが、どこの店舗に行ってもあの味が食べれるんだったらもうマジでめちゃくちゃすごいと思いますね、本当に！2022年にすすったラーメンの中でもひときわパンチのある塩味の一杯でしたね。

高野さんでは鶏の中華そば、そしてつけそばをいただいたんですが、もちろん中華そばもめちゃくちゃ美味しかったんですけど、つけそばが「マジ神」でしたね。最近ラーメン業界ではつけ麺といえば麺の丼ぶりの方に昆布水だったりカツオ昆布水など、麺をつけ汁につける前にその麺の丼ぶりだけでいけちゃうみたいな、そういうのが結構流行ってるんですけど。

高野さんの麺の丼ぶりで麺が浸っている昆布水を高野さんでは「TAKANO WATER（タカノウォーター）」と呼んでおりまして。もうこのTAKANO WATERだけで麺を全部食べちゃいたくなるぐらいめちゃくちゃ美味しかったですね。TAKANO WATERは昆布の旨味たっぷりそして塩味までキリリと効いておりまして、さらに麺は冷たい水で締められたパキパキ食感の中細麺で。麺の食感は若干まぁ好みは分かれるかもしれないんですが、私SUSURUどちらかと言えば柔麺の方が好みではあるんですけど、高野さんのTAKANO WATERに浸った麺のパキパキのめっちゃ固め茹で加減超好きでしたね。

常連さんの中ではこのTAKANO WATERに浸った麺の丼ぶりだけ食べて、つけ汁はもうつけ汁のスープ割だけで飲んで帰るみたいな、そのぐらいTAKANO WATER好きなお客さんもいらっしゃると店主さんが言っておりました。つけ汁ももちろんベースとなる鶏だしが効いててキレのある醤油味でもうめちゃくちゃTAKANO WATERとそのつけ汁が組み合わされたらね、もうめちゃくちゃうまいんですけど。とにかくやっぱTAKANO WATERの印象が凄く強かったですね。

そんななかこの周郷さんは2021年にオープンしまして、動物系の濃厚なコクがありつつ魚介の香り高い旨味、そしてね醤油ダレのキレももう三位一体の美味しさで。太すぎない中太麺を濃厚なつけ汁にくぐらせてすすると後を引く美味しさが素晴らしくて、とにかくね完成度の高い一杯でした。

チャーシューも特製にすると3種類乗っかってきて結構豪華なんですけど、バラと肩ロースのチャーシューは提供前に店主さんが目の前で炙ってくれるんで結構ライブ感もあって、鶏のチャーシューも世界一の塩としてギネスで認定されている「ぬちまーす」で味付けされたものでチャーシューもめっちゃうまいのでぜひ特製で注文していただきたいですね。

この三代目博多だるまさんで商業施設中に入ってるにも関わらずしっかりとスープを店で炊き上げておりまして豚骨臭もバッチリ臭ウマな豚骨ラーメンを頂ける非常にナイスな豚骨ラーメンでした。スープを一口飲んだ瞬間からこうガツンとねパンチのあるる豚骨味で、そこに合わせる博多らしい細麺もね非常に相性良くて。

SUSURUは月見ワンタン麺というものを注文したんですがこの卵を割ってスープと麺と絡ませてすすると濃い味の豚骨スープをまろやかに包み込んでくれてスープと卵黄の相性がねばっちりでしたね。

商業施設の中にあるラーメン屋さんなんですがしっかりと豚骨の香りを感じられるね、本場仕込みの一杯といった感じで、非常に美味しくてもう印象に残ってますね。

昨今煮干しラーメンのクオリティもどんどん上がり続けてるんですが、その中でも西川さんの一杯は群を抜くめちゃくちゃ美味しい一杯でした。スープ一口飲んだ時の旨さがもう衝撃的でキリリと塩分効きつつも奥深い味わいがあってスープがとにかく抜群に美味しかったですね。

ラーメンってねスープを一口飲んだ時のガツンときた旨味がすっと消えていくのが普通といえば普通なんですけど、西川さんの煮干しラーメンはもう一口だけどガツンとした旨味がもうずっと続いていくような感じですね。

煮干しラーメンのお店ってね結構淡麗と濃厚という2種類に分かれてるメニューのところが多いんですが、西川さんは限定でいろいろなメニューをやったりするんですけど基本の中華そばはこの濃厚と淡麗の丁度あいだを取ったような中濃な感じの煮干しラーメンで。淡麗と濃厚のいいとこどりをしたこの一杯がめちゃくちゃおいしかったですね。最高でした！

二郎系ラーメンってやっぱり野菜モリモリで豚も凄くでかくてみたいな結構ボリュームの方をねフォーカスされることが多いですが、BooBoo太郎。さんはラーメンとしての完成度が非常に高い。スープ自体はもうスープに油が回った乳化寄りな感じの微乳化スープで甘みもあって、それでいて醤油も旨味もバシッと効いていて直系出身店らしい味わいが素晴らしかったですね。

BooBoo太郎。さんは結構麺にも特徴がありまして、平打ちでムチっとした自家製麺なんですけどすすってみると意外とすすり心地軽やかで噛むとねザクッと歯切れの良さもあって濃厚なスープとこの軽やかな食べ心地の麺がすごく相性良かったです。

家系ラーメンって味的にいうと豚骨醤油味に分類されるんですが、この裏武蔵家さんはとにかく醤油が旨い、あと鶏油（チーユ）がうまかった。家系ラーメンってスープの上に鶏油を張るんですけど、今まで鶏油が旨いって感じたことって1回もなくて。裏武蔵家さんの鶏油はもう黄金鶏油って言われるぐらい本当に黄金のすごく綺麗な色をした鶏油なんですけどこの鶏油がめちゃくちゃ美味しかったですね。

鶏の旨みはもちろんなんですけど、それ以上に動物系のぶっとい味わいがある鶏油というか。そこにこのキレのあるめちゃくちゃ美味しい醤油のカエシが効いていて本当ねライスがいくらあっても足りないぐらいとにかく神がかってました。

店主さんも「うち以上に原価をかけているお店はなかなかないよ」っていうぐらいそんな自信たっぷりな姿勢がねしっかりと一杯のラーメンに反映されてるような感じで。今年はグラニフさんとSUSURU TV.の共同企画である「WEARAMEN」という企画で裏武蔵家さんのTシャツ化もしたんですが、これからも応援していきたいお店だなと思いますね。

オープン当時は非常に話題になりまして、まず席に座った時にもうドドンと目の前に石臼が置かれています。この石臼で毎朝挽く挽く立ての山椒の香り高いスープがたまらなかったですね。

スープ自体にもゴマの風味とかナッツの風味とか担々麺らしい味が溶け込んでいて、さらにラー油の赤色も非常に映えるビジュアルになっていて。

着丼した瞬間にさらに山椒の香りも非常に立ち込めてくるような感じで、手揉みされて細かいウェーブを帯びた太麺とスープがしっかり絡んでめちゃくちゃ美味しい担々麺でした。本当にベスト担々麺と言っても過言ではないぐらいうまかった。

あと結構トッピング類にもこだわられてまして個人的にはメンマ代わりに竹の子が入ってるんですけど、和出汁につけて提供前に炙るっていう手の込み用で、この竹の子もめちゃくちゃ美味しかったですね。

行ってみたらビシビシと強キャラ感漂う店主さん。さしずめラーメン会のネテロ会長と言ってもいいんじゃないでしょうか。慣れた手つきで一人でラーメン作りながらこうチャーハン作るみたいなそんな熟練の手さばきで作り上げられたチャーシュー麺がねめちゃくちゃ美味しかったんですよね。

なんかもはやもう何味なのか、醤油味なのかすら分からないんですけど、どこかね昆布とかちょっと節みたいなちょっと魚介の風味も感じつつ、そしてチャーシューによる豚のうま味もしっかりと溶け込んだスープで。あのラーメンは本当他の町中華とかには全くない本当に独創的な味わいでめちゃくちゃ印象に残ってますね。

凛々 の店主さん曰く何のメニューを食べても美味しいらしいんで、ちょっと今年中にもう1回ぐらいねどうにかして行きたいなと思ってるところですね。特に焼肉定食がめっちゃうまいらしいです。

というわけでSRY2022全ての部門を発表し終えました！SRY2022いかがでしたでしょうか？

2023年もたくさんラーメンをすすっていきたいと思っていますので、今年もSUSURU TV.をよろしくお願いいたします！

それではごっそれい（※ご馳走様です）！